昨日の続きになります!
2.外壁塗装の下塗りは絶対に必要!
外壁塗装の下塗りは絶対に必要です。
2-1.外壁塗装の下塗りには、どんな役割が?
外壁塗装のいわば土台部分となる下塗りは、外壁塗装において重要な役割を担っています。
[外壁塗装の下塗りの役割]
●「外壁材(下地)」と「中塗り・上塗り(仕上げ塗装)」を密着させる
下塗りには、「外壁材(下地)」と「中塗り・上塗り(仕上げ塗装)」を密着させる接着剤のような役割があります。
●外壁材(下地)を補修する・補強する
外壁塗装の下塗りには、外壁材(下地)を補修する・補強するという役割もあります。
“どういった補修・補強ができるか”は、選ぶ下塗り塗料の種類等によっても異なりますが、たとえば、下記のような補修・補強が可能です。
・塗料の吸い込みを止める
・外壁のひび割れ(クラック)を埋める
※下地処理の段階でも外壁を補修・補強しますが、外壁の種類、劣化の内容・進行具合などによっては下塗りで外壁を補修・補強します。
◎既存の外壁材(下地)の色を隠す
下塗り
外壁塗装の下塗りは、既存の外壁材の色を隠す役割を担うこともあります。
下塗りを塗装して既存の外壁材の色を隠すことで、たとえば、
・既存の外壁色と大きく異なる色に塗り替える
・濃い色⇒淡い色・薄い色に塗り替える
といった外壁塗装も、キレイに仕上がります。
※既存の外壁材の色を隠すためには、下塗り塗料の「色選び」が重要なポイントになります!
◎外壁塗装に機能性(遮熱性/防サビ性/防藻・防カビ性など)を持たせる
下塗りが外壁塗装に機能性を持たせる役割を担うこともあります。
遮熱性/防サビ性/防藻・防カビ性などの機能性を有する下塗り塗料を使用した場合、外壁塗装に遮熱性/防サビ性/防藻・防カビ性などの機能性を持たせることができます。
※一般的に、外壁塗装に機能性を持たせる役割を担うのは上塗りです(ほとんどの上塗り塗料は何らかの機能性を有しています)。
しかしながら、一部、機能性を有する下塗り塗料もあり、機能性を有する下塗り塗料を使用した場合には、下塗りも外壁塗装に機能性を持たせる役割を担います。
★上2つは、外壁塗装において下塗りが基本的に担う役割です。下2つは、消費者(施主)の希望等によっては(選ぶ下塗り塗料によっては)、下塗りが担う可能性のある役割です。
2-2.もしも下塗りを塗装しなければ、どうなる?
外壁塗装において下塗りが絶対に必要な理由は、下塗りの役割(2-1)のほか、「下塗りを塗装しなければ、どうなるか」を知ると、よくわかります。
もしも下塗りを塗装しなければ…
外壁塗装がキレイに仕上がらない可能性大!
▼下塗りを塗装しなかった場合に起こり得る具体例
・(外壁材の補修・補強ができないため)仕上げの中塗り・上塗りの塗料が外壁に吸い込まれ、色ムラ・艶ムラが生じる
・(既存の外壁材の色を隠すことができないため)塗装前の外壁材の色が透けて見える
外壁塗装の耐久性を担保できない(外壁塗装が早々にダメになる)可能性大!
▼下塗りを塗装しなかった場合に起こり得る具体例
・(外壁材と中塗り・上塗りがうまく密着しないため)塗装後早々に塗膜がはがれる・ふくれるなどの不具合が生じる
・(外壁材の補修・補強ができないため)仕上げの中塗り・上塗りの塗料が外壁に吸い込まれ、早々に塗膜がはがれる
・(外壁材の補修・補強ができないため)中塗り・上塗りの塗膜が早々にひび割れる
つまり…
・外壁塗装をキレイに仕上げる
・外壁塗装の耐久性を担保する
ためには、外壁塗装の下塗りが絶対に必要だということです。
★「下塗り不要の上塗り塗料製品」を使用する場合、下塗りは不要です。
基本的に外壁塗装の下塗りは絶対に必要ですが、例外もあります。外壁塗装に「下塗り不要の上塗り塗料製品」を使用する場合には、下塗りを塗装する必要はありません。
この「下塗り不要の上塗り塗料製品」を使用する場合は、下塗りを塗装せずとも、外壁塗装はキレイに仕上がり、外壁塗装の耐久性を担保することもできます。
※「下塗り不要の上塗り塗料製品」の数は非常に少ないため、現在の外壁塗装で下塗り不要となるのは稀です。
※一般的に中塗り・上塗りには、同じ上塗り塗料製品を使用します。
この続きはまた明日更新します!
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